皆さんもニュース等でご存知かと思いますが、大阪・和泉市の犬の元ブリーダーの女が、飼っていたおよそ160匹の犬に餌を与えないなどの虐待をしたとして、動物愛護法違反などの疑いで警察に逮捕されました。この女はブリードした犬をインターネットを通じて販売していたそうです。ここでちょっと考えていただきたいのですが、そもそもインターネットでイヌやネコなどの生態を販売するということに皆さんは疑問を感じませんか?この女のしたことは到底、許せることではありませんが、実際にこの女からインターネットを通じてイヌを買った人もいるのです。私は、その人たちにもこの事件に関する責任の一端があると思っています。近頃では、ペットショップなどに獣医師が出張して、血液検査もせずにフィラリアの予防薬を処方したり、トリミング後で体力を消耗したイヌにワクチンを打って帰すといったケースもあるようです。本当に、自分の飼っているイヌの健康を考えれば、おかしいなと感じるはずなのですが。飼い主のみなさん、便利さに惑わされて、大切なことを忘れていませんか?

 

大下動物病院