2012.02.28更新

先日、手術した、頭にでっかい腫瘍のあったワンちゃんが抜糸に来られました。飼い主さんのお話では、鬱陶しい腫瘍が無くなったせいか、とっても機嫌がよくなったとのことです。病理検査の結果は皮脂腺上皮腫と呼ばれる、リンパ節転移の危険性を除けば、それほど悪性度の高くない腫瘍で、今回はきちんと取り切れているとのことでした。今後は定期的にリンパ節のチェックを行いながら経過を見ていくことになりました。なにわともあれヨカッタ!ヨカッタ!

投稿者: 大下動物病院

2012.02.22更新

 先日あった電話のお話。2年前、当院で膀胱結石を摘出する手術をし、検査結果から当院で処方した処方食(病気の治療目的で与える特別な食事)を食べていたのに、尿石症が再発した(当院が遠いので別の病院で診察してもらったそうです)とのクレーム。カルテを見てみると2年以上来院されていないワンちゃんで、当院で食事を購入していただいたのは最初の1回だけ。よくよく話を聞いてみると、その後はインターネットで購入されていた様子。一口に尿石症と言っても、できた結石の成分によって選ぶお食事も違ってくるのですが、飼い主さんは尿石症用の食事はみんな同じだと思っておられたようで、与えていた食事はそのワンちゃんの結石には効果がない食事でした。
 最近は、せっかく病院で診断、治療しても、その後はインターネットで処方食を購入する飼い主さんが増えてきていますが、処方食というのはその時の症状によって、変更が必要な場合もあります。インターネットで処方食を販売しているのも獣医師(法的には何ら問題はありません)ですが、同業者として、非常に無責任な行為だと思います。パソコン画面の向こう側にいる、顔も見たことのない先生は貴方の大切なワンちゃんやネコちゃんの健康を本当に気遣ってくれているのでしょうか?

投稿者: 大下動物病院

2012.02.19更新



 
本日は(社)横浜市獣医師会主催の市民フォーラムに参加するため、横浜に行ってきました。今回のテーマは『大震災から1年:災害時のヒトと動物を考える』というものでした。開催にあたり(社)横浜市獣医師会の越久田(おくだ)会長が挨拶で引用された、朝日新聞の『天声人語』です。
 
亡き主人を迎えに渋谷駅に通う秋田犬の悲話を、「いとしや老犬物語」と伝えたのは手前みそながら本紙だった。昭和の初め、忠犬ハチ公の誕生だ。死因は寄生虫とされるが、がんも患っていたという。精勤10年。病身の忠誠はこの動物の才を語る▼生前に銅像が建ったハチほどではないが、この震災でも「奇跡の犬」が生まれた。沖に流された屋根の上から、3週間ぶりに救われたバン。飼い主と再会し、ちぎれんばかりに尻尾を振る姿に、「家族の絆」を思った▼何匹、何頭が津波にのまれただろう。人の生死と同列には語れないけれど、ともに生きた何人目かの家族である。愛犬を助けに戻って濁流に消えた人、家畜の世話のために避難を拒む人もいる▼やせこけ、放射能の中をさまよう犬や牛馬の姿に、啄木が詠んだ光景の貴さをかみしめる。〈路傍(みちばた)に犬ながながとあくびしぬわれも真似(まね)しぬうらやましさに〉。屈託のない犬と、あやかりたいと眺める歌人。今にしてみれば、夢のような退屈である▼生かされたペットには、仕事がある。愛する人の不在は埋められないが、小さな命は生きがいとなる。無垢(むく)に和み、食べさせ寝かせ、頼られることを支えに、再生への長旅に踏み出す方もおられよう▼「あなたは一人じゃない」といった励ましが、世界中から寄せられている。絶望の闇を抜け、この言葉の深さを誰かと確かめ合う日々が、被災者に訪れることを願う。その時あなたに寄り添うのは、一人ではなく一匹かもしれない。 

胸がジーンと熱くなりました。

 

投稿者: 大下動物病院

2012.02.15更新

本日は頭部に大きな腫瘤があるワンちゃんの手術がありました。このワンちゃん、腫瘤ができたのは去年の秋ごろで、見る見るうちに腫瘤が大きくなり、かかりつけの病院で切除不可と診断されたそうです。来院されたときには腫瘤の一部が腐敗し、すごい臭いでした。このままでは生活の質(QOL)が低下してしまうので、思い切って手術をすることになりました。といっても腫瘤があまりにも大きく、切除した後、皮膚を縫い合わせられるかが大きな問題でした。最悪の場合、首の皮膚を欠損部に持って来れるよう準備をして手術に挑みましたが、なんとか縫い合わすことができました。結果、垂れ耳だったのが凛々しい立ち耳になってしまいました。ヒトの場合もそうですが、腫瘍は早期発見、早期治療が原則です。

投稿者: 大下動物病院

2012.02.11更新

病院の近くに大きな公園があり、多くのワンちゃんたちが散歩に来ています。そこで問題になるのがフンの後始末です。多くの飼い主さんは自分ちのワンちゃんが排泄したフンをきちんと持ち帰っておられますが、残念ながらそのまま知らん顔という飼い主もいます。私も毎朝、イワンとスティーブを公園へ連れて行きますが、毎日、たくさのフンが放置されたままになっています。イワンやスティーブのフンを片付けるついでに、放置されたフンを拾って来ますが、いつもかなりの量となります。中には自動販売機の横に設置された缶やペットボトル用のごみ箱にフンを捨てる輩もいるようです。このようにマナーを守らない一部の飼い主のせいで、公園にイヌを連れて行けなくなる可能性もあります。みなさんマナーは守りましょう。

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投稿者: 大下動物病院

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