猫の飼い主様へ

最近の飼い猫は、とっても長生きをするようになってきました。
20年を超す年齢の猫も多いですね。予防接種の普及や、完全室内飼いのご家庭が増えているのもその大きな理由になっているみたいですね。

猫も長生きをすれば、人間と同じようにあちこちに老化現象が現れます。
そうなった時、私たち飼い主はどうしてあげたらよいのでしょうか。

何歳からが老猫?

猫の年齢は、人間が持つ年齢の感覚とは違います。 だいたい10歳くらいで「シニア」へと分類され、人間でいうと50代のようです。 一般的に猫の寿命は15歳~と言われており、人間だと70代となります。 ちなみに最長寿命は36歳だそうで、人間にすると100歳をゆうに超えていることとなります。

 

猫の老化にはこんな現象が・・・

  • 毛づくろいが上手にできなくなる

 

猫は毛づくろいが大好きです。
でも、年を取ると、毛づくろいで飲み込んでしまった毛を吐きだす力が低下し、毛球症という病気になりやすくなります。飲み込んだ毛が影響して便秘のようになることもあります。
時々ブラッシングをして、毛づくろいを手伝ってあげましょう。

  • 歯周病になる

現在では猫も犬同様歯磨きが推奨されていますが、猫の歯ってなかなか磨けないですよね。
脱脂綿を軽く濡らして指に巻きつけ、さっと拭いてあげるだけでも違います。
慣れていない場合は相当嫌がると思いますが、少しでも歯垢を除去して長く歯が使えるようにしてあげましょう。
ちなみに歯周病が進んだ場合、痛みがあるためエサを食べなくなります。病院で治療をしてもらうことで、食欲はもとに戻ります。
歯周病は鼻炎や目やにの原因になるため、猫の体調を狂わす原因にもなりますので細かなケアをしてあげてください。
痛そうにしていたり、うまく食べられないような場合は、缶詰の餌にするとか、ドライフードを粉にするなどして猫の様子に合わせて食事を変えてあげましょう。

  • 筋肉が衰えて思わぬ怪我をする

若い頃は、高いところから落ちてもクルッと体をひねって上手に着地していた…しかし年を取ると反射神経が鈍り、それまで出来ていたことが出来なくなったりします。
皆様が知らないところでの失敗が増えていることが多いかもしれません。
お気に入りの高い場所にはステップを用意する、怪我をしないよう模様替えを行うなどをし、怪我を防ぎましょう。

  • それまで食べていたエサが食べづらくなる

噛む力、飲み込む力、吐きだす力が弱くなっています。
エサを柔らかくしたり、細かくしたりするなどして少し手をかけてあげるだけで、食欲がだいぶ戻ります。
水分もなかなか取らなくなります。
流しに連れて行って、流れている水を見せると進んで飲むこともあります。水は常に新しいものにしたり、飲みやすい高さに器を置くなどして水分補給をしやすいよう気を配りましょう。
歯周病を患っている猫には、ぬるめのお湯を入れてあげるといいでしょう。
冷たいのは苦手みたいですね。

  • 寒さに弱くなる

冬になると、コタツに入ってくる猫が多いですね。
もともと猫はコタツが大好きなのですが、年を取ると寒さに弱くなります。
若いころと同じ生活だと体調を壊しやすくなるので、温かい環境を整えてあげることが大切です。
人間のコタツだと少し温度が高めで、コタツの中の明かりが猫の目を白内障などにしてしまう可能性があるそうなので注意が必要です。
皮膚も弱くなってきているので、寒いシーズンなどはお手製の防寒具や猫用コタツを用意してあげるのもよいでしょう。

 

  • トイレに行きたがらない、粗相をする

前まではトイレのしつけが出来ていたのに、なぜか最近はお漏らしをする、トイレに近づきたがらない、それも老化現象の1つかもしれません。
トイレのふたを跨げない、トイレまで間に合わなくて粗相もあります。

 

年をとった猫との付き合い方

「シニア猫が過ごしやすい環境作り」はもちろんですが、そのほかにも年を取った猫との過ごし方について記載しておきます。
 年を取った猫にストレスは大敵です。
引越しや、別の猫を飼い始めるなどすると大きなストレスを与えてしまいます。
もし多くの猫を飼っており、ストレスを与えていそうな場合は、他の猫と分けてあげることが必要かもしれません。
また、定期健診には必ず連れて行きましょう。
猫も歳を取ると様々な病気に掛かりやすくなりますので、予防接種を忘れずにして下さい。
今までの生活を癒してくれた愛猫に感謝をし、身体が弱くなったり例えボケが始まってきたとしても、怒ったりせず見守りながら日々を共に過ごしてください。

 

お問い合わせ TEL:0722-55-6887